みがき棒鋼のコンビニ|株式会社交邦磨棒鋼センター

商品説明&豆知識

普通鋼

普通鋼は、JIS G 3101一般構造用圧延鋼材として規定されている4種類のなかで最も一般的に使われている材料。降伏点または耐力、引張強さ、伸び、曲げ性などの機械的性質で規定されている。

みがき棒鋼の規格について

みがき棒鋼は、JISでは“JIS G 3123 みがき棒鋼”で規定されております。

一般鋼としては“JIS G 3108 みがき棒鋼用一般鋼材”にて機械的性質を保証したSGDA、SGDBを使用し、それぞれSGD290-D、SGD400-Dとして規定されています。但し現実にはSGDAやSGDBは材料として流通が無く、成分保証されたSGD3等が広く使われています。

弊社では普通鋼と称した一般鋼としての引抜品は、SGD3やAISI1018、SS400等を使用しております。但し小平関係は、SWRM8~10、SGD1を使用しています。

その寸法精度は、ISOが規定しており世界的に利用される公差の等級であるIT公差等級を使用しており、形状により等級を定めています。公差域クラスは、上限値が0であるhを適用しています。弊社在庫品の寸法公差については、“在庫&取扱商品“内の“寸法許容差一覧表”を参照してください。

みがき棒鋼について

磨棒鋼とは、製鋼メーカーにて圧延された棒線を引抜加工や切削加工、研磨加工等の二次加工を施して表面状態や寸法精度を向上させた材料です。さらに、お客様にて切削加工や塑性加工をして、自動車部品、機械用部品等さまざまなところで使われています。圧延材を、そのまま加工するよりは、適切な寸法を使用することで工程省略に寄与しております。

S45C

JIS G 4051機械構造用炭素鋼鋼材のうち、最も一般的に使用されている中炭素鋼です。強度を上げるため、後工程において調質(焼入れ焼戻し)して使われることも多い材料です。また、溶接するには注意が必要です。熱影響部の硬化や熱影響部内の水素量により割れを発生するためです。防止するためには余熱をしたり水素量の少ない溶接棒を使用する。

S45CF

S45Cの被削性を高めるために鉛を添加したもの。S45CLと表現する場合もある。

S45CFS

S45CFよりもさらに被削性を上げるために鉛にプラス硫黄も添加したもの。

S45CLSと表記する場合あり。

S45CHT

S45Cの調質(HT)された材料。硬さHBW201~269 (JISにおいての参考情報)の範囲で調質されています。

S45C-G

弊社の在庫品。S45Cの引抜品などをセンタレス研磨により表面を研磨肌に仕上げたもの。面粗度を向上させており、寸法公差もh7等級となっています。

SUM22

JIS G 4804硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材に規定されており、鉛快削鋼が普及するまでは主流であった。鉛添加されていないものでは、最も一般的だが市中での流通量も少なく小ロットでは手に入りにくい。一部弊社にて在庫しております。

M23L1

弊社における硫黄複合快削鋼の社内規格です。

硫黄複合快削鋼は、素材メーカーによって各々のブランドがあり管理が煩雑となるためM23L1として呼んでおります。

例えば、大同特殊鋼ではSFC13MやMC2、JFEでは1215MLなど。

12L14(SUM24L)に比べ鉛の添加量を抑えコストを下げている。鉛の添加量が少ないことから“ハーフ鉛”とも呼ばれる。ちなみに12L14(SUM24L)は“フル鉛”と表現。

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