みがき棒鋼のコンビニ|株式会社交邦磨棒鋼センター

商品説明&豆知識

浸炭

炭素含有量が0.10~0.25%のはだ焼鋼で作った製品の表層部に炭素を浸み込ませ表面硬度を上げる方法でシャフトや歯車に処理することが多い。浸炭したのち、熱処理(焼入れ・焼戻し)をして表面を硬化する。浸炭には、木炭やコークスを使った固体浸炭法とメタンガスやプロパンガスを使ったガス浸炭法、シアン化合物を使った液体浸炭法がある。

脱炭

酸素雰囲気で鉄を加熱して酸化させたときに、材料内の炭素含有量が少なくなる現象。 酸素の進入する速度(酸化速度)が、炭素が外側に拡散する速度よりも小さいときに起こる。逆に、酸化速度が大きいときはスケールが生成する。脱炭層は焼き入れを施しても十分に硬化しない。

圧延

スラブと呼ばれる金属の塊を、ローラーで金属を延ばし目的の形状を得る方法。平板を製造する場合は円筒状のローラーを用い、表面に滑り止め模様の付いたデッキプレートを製造する場合は、ローラーに滑り止め模様を刻んだローラーを用い表面に模様を転写する。スラブが赤熱状態で圧延する熱間圧延と、常温付近で行う冷間圧延がある。

スケール

金属の表面に生成している酸化被膜(黒錆)を総称してスケールと呼ぶ。 鉄鋼の熱処理の際に表面に生じる黒い強固な被膜のことで、熱処理温度570度付近を境に、熱処理温度の違いで高温スケールと低温スケールに分けられる。一般に高温スケールに比べ、低温スケールの方が除去しにくい。銅・銅合金にも、熱処理した物にはスケールが出来る。

キルド鋼

製鋼の際、溶鋼中に含まれるガス類を強力脱酸剤を使いガス残留量を減らした鋼材。
均質で溶接しやすく高級な鋼材のベース材として用いられる。

セミキルド鋼

キルド鋼とリムド鋼の中間程度に脱酸(ガス抜き)された鋼材。主に、厚板や形鋼に利用される。

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